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待機児童問題がおきる原因と解決策をわかりやすく解説していきます!

time 2017/11/11

待機児童問題がおきる原因と解決策をわかりやすく解説していきます!

最近よく、ニュースなどで耳にする待機児童問題。

「なぜ待機児童がこんなに増えてるの?」「そもそも待機児童問題ってなに?」など疑問に思った方も多いと思います。

今回は待機児童問題がおきる原因と解決策を解説していきます。

待機児童問題とは

待機児童を簡単に説明すると「保育所に入所したいけれど、入所ができない児童」のことです。

入所ができないとは、保育所の定員に対して入所したい児童が多すぎ、あぶれる児童がでてしまうことです。

このあぶれる児童が最近増えてきて、待機児童問題と呼ばれるようになりました。

待機児童とは別に、隠れ待機児童の存在もある

実は保育所に預けずに、育児休暇などをとって家で育児する場合は待機児童には含まれません。

なぜなら、保育所に入所させる意思がないと判断されるからです。

ですが実際はどうでしょう。保育所に預けたいが、どこも定員オーバーだから諦めて、育児休暇を取得しよう。と考える方も多いでしょう。

このような方も、保育所に入所させる意思がないと判断されることがあるのです。

このように待機児童に関する定義は自治体によってあいまいで、保育所に入所させる意思はあるのに、ないと判断された児童のことを隠れ待機児童と言います。

現在隠れ待機児童の数は非常に多く、待機児童の2倍はいるだろうと言われています。

保育所には大きく分けて2つ種類がある

保育所には自治体に認められた認可保育所とそれ以外の無認可保育所に分けられます。

実は申し込み希望者が多すぎて、あぶるれる原因となっているのは認可保育所の方なのです。

認可保育所に人が集まるのには、大きな要因が3つあります。

まず1つ目が「保育料の安さ」です。

認可保育所の保育料は大体2万~5万円と言われています。それに対し無認可保育所の保育料は5万円~8万円と結構な値段です。

そして2つ目は「施設の充実」です。

認可保育所は国が定めた基準をクリアしなければいけないので、運動場を作ったり、部屋を広めに作ったりと施設を充実させなければいけません。

最後の3つ目は「児童に対しての保育士の割り当て」です。

認可基準によると0歳児3人に対して保育士1人が義務付けられており、児童に対しての保育士の割合が多いことです。

これらの要因が認可保育所の人気を後押ししている要因となっているのです。

待機児童は都市部で問題になっている

まず待機児童の数をまとめたデータがあるのでご覧ください。

こちらは、厚生労働省が調査した都道府県ごとの待機児童のデータになります。この表を見ると都市部に集中していることがわかります。

これは人口比率でみても都市部に集中しており、地方は問題になるほどのレベルではないようです。

ではなぜ待機児童は都市部に多いのかも含め、原因を解説していきます。

待機児童問題の原因はなに?

待機児童問題の具体的な原因について書いていこうと思います。

都市部に児童が集中

先ほども説明した通り待機児童は都市部に多く見られます。

なぜここまで地方と差があるのかと言うと、単純に仕事の多さと、住みやすさによって人が集まってくるからです。都市部は土地の確保が難しく、保育所を作りにくい環境にあります。

それによって人口と保育所のバランスが崩れ、待機児童が多くいるようです。

女性の社会進出

近年、給料の低下により男性の仕事だけじゃ生活が厳しくなったり、女性の社会進出を働き掛ける、呼びかけも政府が行っています。

それによって女性も仕事を持ち、児童を保育所に預けたい人が増えたのも原因となっているようです。

保育士不足

保育所自体は国の規制緩和により増えてはきているのですが、そこで働く保育士の数が足りていません。

保育士の平均年収は323万円で、全職種の平均年収422万と比べてもかなり低いことがわかります。

また児童をあずかる仕事柄、なにかあったときの責任が重大になります。

そのため辞めてしまう人が多いのが現状です。

考えられる解決策

 

このように問題が山済みなのですが、解決策を考えるとしたら、どのようなことをするべきなのかをまとめてみました。

認可保育所の規制緩和

現在の認可保育所には厳しい規制が設けられており、この規制をクリアしないと保育所を作ることはできません。

近年規制が厳しすぎるのではないか、との声もあがっており規制緩和が検討されています。

もし規制緩和が現実化すれば認可保育所が増えるのは間違いないでしょう。

無認可保育所への支援

実は認可保育所は国から補助金がでており、施設を充実させる費用も多く、児童が集まりやすい環境ができています。

それに比べ無認可保育所には補助金が出ていないところが多く、補助金分の代金を上乗せして請求するような状況になっています。そのため児童が集まらず、経営もうまくいかないことも多いのです。

ですが近年では自治体によって無認可保育所に補助金を支払うとこも増えており、施設の充実や、保育料の低下がおこっています。これによって無認可保育にも児童が集まり、認可、無認可に分散し、待機児童が減少する効果が期待できます。

保育士の確保

保育士の待遇改善こそ人手不足解消の一番の近道です。

現在、保育士の有効求人倍率は全国平均で1.5倍東京では5.39倍と非常に高い水準になっています。
(有効求人倍率:求人数に対しての求職者の割合)

実際問題、保育所が増えても、人手が増えないと児童待機問題が改善しないのは当然です。

現在保育士の給料をあげるため政府が補助金を出すことが決定しました。

それでも全職種の平均年収には程遠いですが、人手不足問題が今よりもいい方向に進むことは容易に想像できます。

まとめ

今回は待機児童問題の原因と解決策を解説していきました。

待機児童問題の大きな原因は保育士不足と保育所不足です。
この二つの問題の片方だけが解決できても意味はありません。
両方解決できてこそ待機児童問題も解決の方向に向かうのです。

解決のためには皆さんが興味を抱き、政治を動かしていくことが重要になってきます。

この問題についてより深く知り、改善の方向にもっていけるように考えて行くのがこれから大切になっていくでしょう。

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