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プライマリーバランスとは?財政問題や黒字化目標について解説

time 2018/02/01

日本の財政問題として、よく出てくるのが「プライマリーバランス」。

世界中で使われている経済指標なのですが、
聞きなれない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回「プライマリーバランス」についてわかりやすく解説します。

プライマリーバランスとは

プライマリーバランスとは、
お金が入ってくる総量と出ていく総量のバランスのことです。

入ってくるお金というのは税収のことで、歳入といいます。
税収とは消費税や所得税・法人税などの国民から徴収されるお金のことです。

また出ていくお金は歳出と言い、社会保障費や公共投資・教育費など、国民への再分配のことを指しています。

プライマリーバランスの黒字・赤字

「プライマリーバランスの黒字」とは歳出よりも歳入が多い状態を指しています。

例えば、国の税収(歳入)が100兆円だとします。
それに対して、社会保障費などの歳出が50兆円だと
100兆円-50兆円=50兆円ですよね。

歳入が50兆円あまっているので、プライマリーバランスは黒字になります。

反対に「プライマリーバランスの赤字」とは、先ほどの黒字とは逆で、
歳入に対して歳出が上回っている状態のことを指します。

赤字状態の時は政府が借金をして、歳出の予算に当てています。

日本政府のプライマリーバランスは黒字?赤字?

結論から言うとプライマリーバランスは赤字の状態です。

2017年度、日本政府の税収(歳入)は57兆1720億円になります。
それに対して歳出は、97兆4547億円です。

57兆1720億円(歳入)-97兆4547(歳出)=40兆2827億円の赤字ですね。
非常に大きな赤字です。

現在日本政府は少しでも赤字を減らすため、プライマリーバランス黒字化を目標にしています。
ニュースでよく聞く「財政健全化」とは黒字化と同じような意味合いです。

プライマリーバランス黒字化

現在の日本政府はプライマリーバランスの黒字化を達成するために、様々なことをしています。

例えば、公共投資の見直しや削減、消費税の増税などです。

一見、健全な政策に思えるのですが、黒字化目標は日本経済の成長を停滞させる原因になっています。
それについては次に詳しく説明します。

プライマリーバランスの黒字化目標は必要ない

先ほど話した通り、黒字化を達成するために消費税の増税や、公共投資の削減を行っています。

まず消費税増税についてです。
短期的に税収は増えるのですが、国民の消費が抑制されてしまいます。
長期的には不景気の引き金となり、全体の税収が減少してしまう可能性があるのです。

次に公共投資の削減です。
景気対策として非常に有効な公共投資ですが、削減することにより、景気改善が期待できなくなります。
削減を行った年は歳出が減るので、プライマリーバランスは黒字化の方向に進むのですが、将来的な景気改善には繋がりません。

プライマリーバランスの黒字化目標は年毎に決まっているので、
短期的な方向でしか見れません。

その為、日本の将来を考えるならば、廃止を考えるべきでしょう。

日本のプライマリーバランスの赤字を減らすには

簡単に言うと日本のGDPを増やすことです。

GDPを増やすことによって、自然と税収も増えるので赤字は少なくなります。

先ほど消費税や公共投資の話しをしましたが、今やっていることと逆のことをやるべきです。
消費税は減税、公共投資は額を増やすと将来的にはプラスになるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はプライマリーバランスについて解説しました。

重要な経済指標ですので、是非覚えておきましょう。

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