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異次元緩和とは?日銀が行う金融政策をわかりやすく解説します。

time 2017/11/28

異次元緩和とは?日銀が行う金融政策をわかりやすく解説します。

最近よく目にする異次元緩和

日銀の政策であることは知っていても、具体的な内容は知らない方が多いのではないでしょうか。

今回そんな方々ののために、異次元緩和政策の意味と期待される結果について解説していきます。

異次元緩和とは

日銀が行う金融政策の一つ。

金融機関から国債を買い上げて市中に出回るお金を増やす政策です。

要は銀行が所有している国債が減る代わりに、所持金が増えることになります。

実はこの政策のことを正式には量的緩和政策と言うのですが、今までとは異次元レベルのお金を増やすという意味で異次元緩和と名付けられました。

異次元緩和はどうやって実現する?

先ほど銀行のお金を増やす政策と書きましたが、具体的にどういった方法で実現するのか解説していきましょう。

銀行は政府から多くの国債を購入しており、資産運用しています。

その国債を日銀がお金を刷って、買い取るのです

銀行の所有している現金が増えますよね。

銀行は増えたお金をただ貯金しておくともったいないので、企業への融資などに使います。

それによって、市中にお金が出回ることになりますね。

異次元緩和の目的

簡潔に言うと景気を良くするのが目的です。

そのためにはインフレ率(物価上昇率)を年間2%にすることが重要で日銀の目標にもなっています。

市中にあるお金の量が増えると、相対的に商品の価値が高まり、インフレが起きやすくなるのです。

また市中のお金を増やすことによって、過剰資金を消費や投資に回す個人、企業が増え景気対策にも繋がります。

異次元緩和の結果

ここでは異次元緩和政策を行った結果を解説します。

成功した点

円安方向に進んだ
まず異次元緩和によって、一番最初に反応したのが、為替でしょう。
2011年、異常な円高で最高1ドル75円を記録していました。
その為替が市中のお金を増やすことにより大幅に円安方向に揺れ、今では1ドル111円まで回復しました。
結果として、輸出企業の儲けが大きくなり、景気も回復に向かっています。

株価が大幅に上昇した
また、株価も大幅に上昇しました。市中のお金が増えているので、過剰資金を株に投資する人が増えたのでしょう。
異次元緩和をする前の2倍以上上昇し、企業の資金が潤う結果となっています。

雇用の増加
現在の完全失業率は2.8%と、直近20年で最高の数値です。
景気が良くなり企業の人手が足りなくなったことが、原因でしょう。
経済的にはいい傾向です。

効果が薄かった点

インフレ率が低い
ごく最近まで物価の上昇がほぼない状態でした。
予定では異次元緩和から2年以内に2%のインフレ率目標を立てていましたが、目標に達せず、4年たっています。
ですが最近は2%の上昇率を達成しております。これからもインフレ率の継続が重要になります。

給料が上がらない
通常、完全失業率が低くなってくると、それにともなってインフレが発生し、給料が上がります。
ですが今回の異次元緩和では思っていた通りの成果は出ていません。
金融機関や企業が内部にお金を貯めこんでいるのも原因の1つだと言われています。

異次元緩和の出口

異次元緩和はいつまでも続けられるものではありません。

金融機関が所有している国債が底をつくと、購入するものがなくなり、資金を市中に流せなくなります

実際、底が見えてきており、代わりにETFと呼ばれる株式を購入している状態です。ですがそれも長く続けられるものではありません。

異次元緩和をやめたときに日本経済に影響がでるのは間違いなく、どう乗り切るかが重要になってきます。

通常は、国債の購入を少しづつ減らしていき、市場への影響を極力最小限に留めようとします。

今回の出口戦略もこの方法を使うでしょう。

まとめ

今回は異次元緩和の意味や効果を解説しました。

異次元緩和にはメリットもデメリットもありますが、景気対策としては非常に有効です。

今までの日本では財政再建が重要視されていたので、金融緩和政策をすることがほとんどありませんでした。

現在の首相、安倍総理が就任するまでは。

個人的に安倍総理の功績は非常に大きいものと思っています。

景気が改善し、うまく出口戦略も成功したらいいんですが、これから先はどうなっていくのでしょうか。注目していきたいです。

 

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